1日1回夜だけでも十分な効果が期待できる場合もあります。
3分の適当な磨き方を3回するのなら、1日1回だけでも丁寧に細かい場所まで時間をかけてきれいにするほうが断然効果的です。
ブラッシングの回数や時間はあくまでも目安であって、それが正しい方法なら時間をかけただけの効果はありますが、間違ったやり方では、いくら時間をかけても意味がありません。
試験勉強であまり大切でないところを一生懸命勉強している人は、いくら勉強時間をかけても合格点が取れません。
歯の磨き方もこれと同じで、歯の表面ばかりをきれいにしている人は、一日中磨いたとしても、虫歯と歯周病の予防には無意味なのです。
どこが試験に出やすい重要な部分なのかは、専門の先生に聞けばそのポイントを教えてくれます。
これと同じで、どこに汚れがたまりやすいかは、歯科医師、歯科衛生士などの専門家に教えてもらうのが一番です。
食後にガムを噛むことは、虫歯や歯周病の予防のためにはとてもいいことです。
それは食事中に口の中が酸性になり虫歯になりやすい環境であったのが、ガムを噛むことで唾液が排出され、口の中の酸性の度がより中性に近づくからです。
もちろんブラッシングできる状況なら、そのほうがより効果的ですが、外出先などで歯ブラシを持ち合わせていないときは、せめてガムを噛むことによって虫歯を予防しましょう。
その際は、キシリトール入りのガムでないと、逆に虫歯を促進してしまいます。
それは、食後にアメをなめるのはいくら唾液が出てもアメの糖分が口の中を酸性状態にしてしまうのと同じで、糖分を含まないキシリトールのガムである必要があるのです。
最近フッ素やキシリトールが虫歯予防に有効だということが、一般にも浸透してきました。
しかし、欧米などの先進国に比べて10年以上遅れてやっと浸透したという感じです。
今まで、日本は虫歯後進国といわれつづけてきました。
フッ素が虫歯予防に有効なことは、欧米などでの実績を見てわかってはいたのですが、多量のフッ素によって歯に白斑が出てきたり、大量に摂取すると体によくないという考えで、厚生労働省(当時の厚生省)はなかなかフッ素の導入に踏み切りませんでした。
それが時代の流れで、虫歯予防にフッ素が当然のように使われてきて、虫歯の患者さんは確実に減りました。
米国では、10人に1人は1本の虫歯もありません。
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